Buon giorno (ボンジョルノ) どうも、編集長の【あるでんて】です。
そんな疑問に答えます。
この記事を読むメリット
イタリア系コーディネートの特徴が理解でき、ファストファッションでも、再現できるようになります。
結論
結論から申しますと、イタリア系ファッションは、以下の2つのポイントを抑えれば、ファッションセンスがなくても簡単に、作ることができます。
- ドレスダウン（スーツよりのスタイル）
- 足首を出す
この二つのポイントを抑えれば、イタリアの高級ブランド服などを買う必要は、ありません。
ドレスダウンとドレスアップ
【ドレスダウンとは】
スーツスタイルを着くずす、少しカジュアルな着こなし方を言います。
また、ドレスアップの対義語でもあります。
※ドレスとはスーツ（フォーマル）で使用する洋服の事です。
ドレスダウンやドレスアップの他にも、カジュアルダウンとカジュアルアップという着こなしがあります。
カジュアルアップとカジュアルダウン
カジュアルダウンはカジュアルウェアをさらにカジュアルにする方法です。
カジュアルアップは、カジュアル＋ドレスアップの意味で、カジュアルな洋服にドレッシーなスーツ（フォーマル）要素を取り入れる方法になります。
※カジュアルとは、スーツ（フォーマル）で使用しない洋服の事です。
ジーンズやTシャツなどは、フォーマルで使用しないので、カジュアルに分類されます。
- ドレスアップ＝ドレス（きれいめ）な要素を足していく【＋】
- ドレスダウン＝ドレス（きれいめ）な要素を引いていく【－】
- カジュアルアップ＝カジュアルな要素を引いていく【－】
- カジュアルダウン＝カジュアルな要素を足していく【＋】
カジュアルだけ少しややこしいですね…
カジュアルアップは、カジュアルを足す事でいいのにて、思いませんか？ｗｗｗ
イタリア系ファッションとは？
そもそもイタリア系ファッションとは、何でしょうか？
イタリアファッションの歴史と起源
イタリアファッションは、クラシックスーツの本場イギリスの影響を受け、現在のスタイルになっています。
曇りが多く湿度が高いイギリスと比較して、イタリアは、晴れの日が多く乾燥しているので、生地は薄手のものが使われます。
国民性は、真面目なイギリス人に対して、イタリア人はどちらかというと、陽気な傾向にあるといわれています。
このようなイタリア人の気質が、鮮やかな色彩と、少し開放的なスーツの着こなしを表現しています。
日本でも、沖縄と北海道の人では、気質が変わりますね。
【イギリス：イタリア】コーデの違いと特徴
イギリスとイタリアの違いを見ていきましょう。
イギリスファッションの特徴
“People Man Photo” by Clem Onojeghuo is marked with CC0 1.0
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“Suited Man Walks Past London Red Phone Booth Photo24-0254-Edit-2” by MikeDixson is licensed under CC BY-ND 2.0
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“Mr Benn” by garryknight is licensed under CC BY 2.0
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“Pub conversations, London” by raphael.chekroun is licensed under CC BY-ND 2.0
“Off to the city” by daliscar1 is licensed under CC BY 2.0
どのスタイルも伝統的なしっかりとしたドレスアップ100パーセントの着こなしです。
色は、グレー・ブラウン・ネイビー・ブラックを使うのが基本です。
イタリア人服装の特徴
“street-style-pitti-201812” by Menswear Market is licensed under CC BY 2.0
“Pitti Uomo 88” by Cold Noodle is licensed under CC BY-SA 2.0
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“Pitti Uomo 88” by Cold Noodle is licensed under CC BY-SA 2.0
色の使い方が鮮やかで、スッキリとした着こなしがイタリア人の特徴ですね。
ノーネクタイ、ボタンを第二ボタンまで開けるなど、かなり崩して着ています。
スーツにスニーカーを合わせたり、Tシャツなどのカジュアル着を合わせて、少しカジュアルな印象です。
イギリス人はスーツ100％に対し、イタリア人は、（スーツ60～80％＋カジュアル20～40％）くらいの着こなしが好みのようです。
イタリアは、50代～70代くらいの男性が凄くお洒落です。
イタリアオヤジのファッション
下記の記事でお洒落なイタリアオヤジを特集しました↓
イタリアファッションはダサい？
楽天が運営しているフリマアプリ「ラクマ」が、ユーザーを対象にした「参考にするファッション」に関するアンケート調査の結果を発表したという記事を見つけました。
こちらの記事によると年齢が高くなるほど、イタリアファッションを参考にしていると回答しています。
イタリアファッションは、若者からの指示率は低いようです。
SNSなどで、イタリアファッションがダサいと思われているのか調査しましたが、そのような書き込みは、見当たりませんでした。
イタリアファッションは日本人に似合うのか？
このように、考える読者の方もいると思います。
イタリア人の平均身長は177.8 cmで、日本人は171.8 cm です。
5ｃｍほどの差はありますが、背が低いお洒落なイタリア人もいますので、イタリアファッションが日本人に似合わないと言い切れません。
むしろイタリアファッションは、日本人のデメリットを補正してくれるファッションだと思います。
イタリア系ファッションコーデに必要な2つのポイント
イタリアファッションのポイントを解説します。
ドレスダウン
ファッションには、ドレスアップ・ドレスダウン・カジュアルアップ・カジュアルダウンという言葉があります。
イタリアファッションは、伝統的な英国スタイルを少し崩した着こなしです。
完璧なドレスアップをするイギリス人と比較して、カジュアル着（スニーカー・Tシャツなど）を取り入れドレスダウンさせているのがわかります。
色使いや、服の素材も印象的で優雅です。
スーツを着崩すイタリア人は、ドレスを中心に崩すので、ドレスダウンを中心にコーデしています。
※ファッションの基本的な考え方については、こちらで詳しく解説しています↓
首・手首・足首（3首）を出す
ファッションでは、首・手首・足首を3首とも呼びます。
イタリア人は、この３首を見せる着こなしが多く、とくに足首を出しています。
足首を出すことにより、イタリアらしいラフで、エレガントな印象を与える事が可能です。
“Pitti Uomo 88” by Cold Noodle is licensed under CC BY-SA 2.0.
やはり、３首のどこかを出す方が、スッキリとした印象になります。
足首を出す場合は、アンクルソックス（ショートソックス）を履き、中途半端に靴下が見えないようにします。
※オススメのアンクルソックスは↓の記事が参考になります。
寒い冬の時期は、靴下の柄や色でオシャレを楽しむのもイタリアファッションの特徴です。
イタリア系ファッションコーデの注意点
注意点は4つほどあります。
ドレスダウンしすぎない
イタリア系ファッションは、スーツスタイルをどのように崩していくのかが大切です。
ドレスダウンしすぎてしまいますと、イタリア感がなくなり、カジュアルファッションになってしまいます。
ファッション上級者の人は別ですが、初心者の方は、３０％くらいのドレスダウンにした方が、イタリア感を出すには無難です。
パンツを裾上げしない
イタリア人は、足首を出しているので、パンツの裾上げが必須です。
下記の写真のように、裾にクッションがついてしまうと、イタリア感が出ません。
トレンドを追わない
田中 圭の重ねるマルニ▼
随所にクラッシュ加工が施されたオーバーサイズジャケット。テラコッタカラーのグラデーションが美しい上半身と、マスタードカラーのコーデュロイパンツの暖色コーディネートが冬らしく素敵。
▶︎▶︎▶︎ https://t.co/b6WL0iXWBF pic.twitter.com/klD4hgUIYj
— 集英社UOMO（ウオモ）編集部 (@UOMOshueisha) December 10, 2020
現在流行している、オーバーサイズの着こなしですが、イタリア人はこのようなサイズ感で、洋服を着ていません。
洋服のシルエットには、Aライン・Iライン・Yラインと分ける事ができますが、基本的にイタリア人は、Iラインの着こなしが多いです。
ジャケットやスラックスは、身体に合ったサイズを選びましょう。
（着崩し）と（だらしない）は違う
イタリア人は、イギリスのスタイルを着崩してはいますが、だらしないわけではありません。
シワシワのYシャツや、首元が寄れたTシャツなどは、だらしなく見えるので注意しましょう。
イタリアファッション特徴（まとめ）
結論！！ユニクロ・ZARA・H＆Mのようなファストファッションでもイタリアファッションを作ることができます。
高級ブランドも不要！！そもそもブランド品を買えば、オシャレになるというのは、おとぎ話です。
イタリア系ファッションを目指すには、ドレスダウンの考えと、足首を意識して買い物をしてください。
それでは、また Ciao（チャオ）
アイキャッチ画像（featured image）
“Pitti Uomo 88” by Cold Noodle is licensed under CC BY-SA 2.0.
