Buon giorno (ボンジョルノ) どうも、編集長の【あるでんて】です。
そんな疑問に答えていきます。
結論から申しますと、ヒップとワタリに程よいゆとりがあるスラックス(トラウザーズ)のサイズを選びましょう。
ウエストだけで合わせるのはNGです。
自分の体にあったサイズが把握できれば、スラックス(トラウザーズ)はダサくなりません。
スラックス選びで一番重要なのは、ヒップとワタリです。
※スラックス(アメリカ英語)=トラウザーズ(イギリス英語)
アメリカではドレススラックス(dress slacks)と呼び、イギリスではトラウザーズ(trousers)と呼びます
スラックスを私服で履くのはダサいの?
答えはNOです。
ダサくありませんが、サイズ感と丈感を間違えると、野暮ったくなりダサくなってしまいます。
編集長【あるでんて】は、実際にサイズ選び失敗した経験があります。
スラックス(トラウザーズ)のサイズ選び失敗談
編集長【あるでんて】は、既製品のスラックスのサイズ感を間違えて購入してしまいました。
総額¥70000ほどです…痛い出費…
サイズ選びに失敗した原因は、3つです。
- ウエストでサイズを決めていた
- ヒップを意識していなかった
- ストレッチ(伸縮)性の高いスラックスばかり履いていた
昨今のスラックスは、伸縮性に優れている商品が多く、例えばUNIQLOで販売されているスラックスの感動パンツがその代表です。
CMを見て頂けるとわかりますが、サッカーができるくらい伸縮性があります。
ストレッチ性あるスラックスは、ウエストで合わせても伸び縮みするので、ヒップのサイズ感が合っていなくても履けてしまうのです。
編集長【あるでんて】も、ファッション初心者の時は、感動パンツのようなストレッチ性の強いスラックスをよく履いていましたので、適当なサイズ感でも履けていました。
しかし、スーツ専門店でウール100%のスラックスを購入した時に、サイズ選びに失敗してしまったのです。
ウール100%のスラックスは、伸縮性がなく、ストレッチ性の強いスラックスのような選び方をすると、ピチピチになる傾向にあります。
その為、ウール100%などの従来のスラックスを購入する場合は、サイズ感を間違えると、ダサくなってしまうのです。
スラックス(トラウザーズ)の正しいサイズ感
注意するのは、1点だけです。
ヒップとワタリを基準に選ぶ
ファッション初心者は、ウエストを基準に選んでしまいますが、ウール100%などの従来のスラックスを購入する場合は、ヒップを中心にサイズを選びましょう。
ウエストが合っていてもヒップが合っていないと、スラックスを綺麗に履くことができないからです。
ウエストが合っていてもヒップが合っていない事例を紹介します。
※ヒップが小さい場合
サイズが小さいので、サイドのポケットが少し広がっていて、ヒップと足の付け根(ワタリ幅)に余裕がなく食い込んでいます。
サイズが合っていれば、サイドのポケットは広がりません。
お尻の形がハッキリと見えてしまい、まるでスキニージーンズのようにピチピチです。
※ヒップが大きい場合
大きすぎる場合は、ヒップと足の付け根(ワタリ幅)にたるみができます。
サイズが合っていないので、たるみシワが目立ってしまいダボついたい印象になってしまいます。
※ヒップが適正サイズ
ヒップと足の付け根(ワタリ幅)に程よいゆとりがあります。
適正サイズなので、お尻からほぼ真っすぐに生地が下りています。
3つのパターンを比べても、適正サイズの後ろ姿が一番美しいですね。
スラックスを選ぶ手順は
- ヒップとワタリに程よいゆとりがあるか確認
- ウエストが合うか確認
ヒップは合うけどウエストが合わない場合は、ウエストに合わせずヒップに合わせて購入しましょう。
一番良いのは、ヒップもウエストも合うサイズですが、既製品では難しいのが現状です。
と思った読者の方、大丈夫です。
ウエストは、後でお直しができますので、ヒップのサイズ感を一番に選びましょう。
そう思った読者もいると思います。
大丈夫です!!ヒップがピチピチダボダボでも直せますが、例外があります。
スラックス(トラウザーズ)直しができない場合
スラックスを買った店舗で、だいたいお直ししてくれます。
ダボダボの場合は生地を詰めるだけですが、ピチピチの場合は直しができない可能性があります。
それは、生地と生地をつなぐ縫い代という部分が少ないと、ヒップを大きくすることができないからです。
縫い代が残っていない場合は、ダイエットまたは諦めるしかありません。
縫い代
こちらの画像の場合は、ヒップ縫い代がほとんど残っていないので、大きくすることはできません。
※既製品のスラックスは、ワンサイズ上げられるようにヒップの縫い代を残しているのが一般的です。
縫い代がしっかり残っていれば、4㎝ほどは大きくできます。
しかし、ヒップを大きくすると起こるデメリットもあります。
ヒップを限界まで大きくした場合は、生地の強度が落ちます
限界まで大きくした場合は、生地の縫い目の強度が落ちますので、補強をする事がオススメです。
補強をしない場合、縫い目が裂けるまたは、生地まで破れる可能性があります。
長く使いたい大切なでスラックスでしたら、補強をしておきましょう。
そのように考える読者の方も、いらっしゃると思いますが、オーバーサイズ(ビックシルエット)はNGです。
スラックス(トラウザーズ)のオーバーサイズ(ビックシルエット)をオススメしない理由
ファッション初心者は、自分のサイズ感をしっかり把握するべきです。
ビッグシルエットの商品は、サイズ感が曖昧ですので、スラックスをキチンと履けるようになりません。
塩野七生の名言にこんな言葉があります。
「ジーパンの似合う男が、タキシードが似合うとはかぎらないが、タキシードの似合う男は、絶対にジーパンも似合う」
塩野七生
ドレス(きれいめ)という基本をしっかり着こなせるから、カジュアルな洋服のジーンズも着こなせるのです。
ビッグシルエットは、基本の着こなしではないので、スラックスを適正サイズで履き自分の体形を理解するのが先決です。
まずは、基本が大切ですし、基本が一番難しいのです。
スラックス(トラウザーズ)を直せる店が近くにない
洋服のお直し グラン・ママ奈良で、お直しが可能です。
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ヒップだけでなくウエスト出しもできます。
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トラウザーズのサイズ感(まとめ)
スラックスをきちんとしたサイズ感で着用できれば、自然とカジュアルなパンツも綺麗に履きこなす事ができます
スラックスを適正サイズで履く事は、基本です。
基本ができていれば、応用ができるようになりますので、安易にオーバーサイズなどに走らないでください。
みなさんも、イタリア男のような、お洒落な日本人を目指していきましょう。
それでは、また Ciao(チャオ)