Buon giorno (ボンジョルノ) どうも、編集長の【あるでんて】です。
そんな疑問に答えていきます。
結論から申しますと、オーダースーツショップで買わず、テーラー(仕立てや)から買う。
これが答えです。
※記事の最後にこの言葉の意味を記載しています。
ちなみに編集長【あるでんて】は、3店舗ほど回りましたが、購入を見送りました。
そんなツッコミが入ると思いますが、実際に仕立て屋に行って感じたことがあってので、その経験をシェアしたいと思います。
まずは、オススメできない仕立て屋をご紹介します。
NGなテーラー4選
オススメしないテーラーの条件は4つです。
スーツ以外の事業を展開している
これは、非常に重要ですが、スーツに関係ない商品や事業を展開している仕立て屋はNGです。
そもそも本物のテーラー(職人)は、余計な事をしません。
さまざまなジャンルに言えますが、スーツ(商品)と真摯に向き合う人が、良いもの作りをするのではないでしょうか。
【職人テーラー】なのか?【商売人テーラー】なのか?よく吟味しましょう。
仕立てを外注している
テーラーさんが、縫わずに仕立てを外注しているお店もあります。
そのようなテーラーはオススメしません。
編集長【あるでんて】は、テーラーが、自身で裁断、縫製をするものだと思い込んでいました…
現在は、多くのテーラーが工場に外注し、スーツを仕立てているようです。
例えば、AテーラーとBテーラーが同じ外注先であった場合、結局同じ人が作ることになってしまいますよね?
編集長【あるでんて】のオーダースーツのイメージとは違いました…
テーラーが自社工場を持っていて、職人を抱えている場合は別の話ですが…
テーラーが派手
編集長【あるでんて】の個人的な意見ですが、派手なテーラーはオススメできません。
老舗のテーラーに行かれる方が良いです。
SNSなどで、派手な演出をしているテーラーをちらほら見かけますが…
全部とは言いませんが、インフルエンサー系のテーラーのほとんどが、自身で裁断、縫製ができない【なんちゃってテーラー】なのでは、ないでしょうか?
雰囲気はフルオーダー
そもそも、オーダースーツには種類があり、パターンオーダー、イージーオーダー、フルオーダーの3種類です。
初心者だとわからないのですが、オーダースーツといっても、パターンオーダーとイージーオーダーの場合があります。
ちなみに、編集長【あるでんて】は知りませんでしたwww
オーダーの種類を理解していて、予算と相談してフルオーダー以外を選択するのは、OKだと思いますが、知らないで購入するのはNGです。
フルオーダーだと思っていたら、イージーオーダーだった…
このような事は、避けていただきたいので、簡単に3種類の説明をします。
フルオーダー
「フルオーダー」は、個人の体型に合わせて、仕立てる昔ながらのオーダー方法です。
個人の体型は千差万別なので、1からスーツを作り上げていきます。
作業工程は以下になります。
- 採寸
- 製図
- 型紙を作る
- 生地裁断
- 仮縫い
- 試着
- 調整or補正
- 本縫い
オーダースーツのなかで、作業工程が一番多い為、コストも高くなります。
昔は、テーラー(仕立て職人)が全作業を一人で行っていましたが、現在は数人で分業したり、機械を使うことも多くなっています。
パターンオーダー
デザインパターンの決まっている、サンプル品から、1番体系にあったサイズを選択し作るのが「パターンオーダー」です。
オプションで、ボタンの色・名前入れ、袖口の形・なども選択可能です。
作業工程は以下になります。
- サイズの近いスーツを試着
- サイズが合わない部分を微調整
〇良い点
着丈・袖丈・パンツ丈などの長さの補正は可能
低価格で、2万円程度からあり、納期が早い(2~3週間)
●悪い点
長さの調整はできるが、体型に合わせた、細かいサイズ調整ができない。
イージーオーダー(セミオーダー)
フルオーダーとパターンオーダーの間に位置するオーダー方法です。
パターンオーダーと同様、サンプル品を着用しますが、調整できる箇所が多くなります。
丈などの長さ補正に加え、肩の形なども補正を行うことが可能です。
〇良い点
「パターンオーダー」よりサイズ調整の範囲が広い
パターンオーダーよりオプションが多く、ポケットの形状・襟元の形・カット方法などの選択も可能です。
●悪い点
体型補正できる範囲が広がる為、フィッテイングを調節する、フィッターさんの技術が、パターンオーダーより必要になる。
価格は、5万円程度からのものもあれば、14・15万程度からのテーラーもあります。
※フィッテイングを担当する人を、フィッターと呼びますが、昔は全てテーラー(職人)がフィッテイングから縫製裁断まで一、人でやっていました。
フルオーダー<イージーオーダー<パターンオーダー
このように覚えておくと良いです。
仕立て屋の決め方5選
大まかな決め方は5つです。
気になるテーラーのSNSを見る
興味の沸いたテーラーさんのSNSを片っ端から見るのをオススメします。
SNSを見ていれば、テーラーさんの考えや、スーツに対する思いが理解できます。
3件くらいに絞る
なぜ1件に絞らないのか?
それは、フィーリングの相見積もりが可能だからです。
1件だけでは、テーラーさんと相性が合わない場合もあるので、3件くらいは候補を作るのがオススメです。
スーツの偏差値は気にしない
(スーツ 偏差値)で検索するとスーツの偏差値が出てきますが、あくまで参考程度にとどめてください。
大切なのは、偏差値ではありません。
学校も同じですが、(偏差値高い学校=自分に合う学校)ではありません。
紹介してもらう
実際にスーツを仕立てている知人に紹介してもらうこも、安心材料になります。
仕立てた実際のスーツを見せてもらえれば、さらに安心感が増しますね。
実際に行く
最後は、直接会ってフィーリングを確かめるしかありません。
そんな時は、テーラーさんが主催するイベントなどに参加すると良いです。
テーラーさんも、お店の雰囲気を感じてもらうために、見学会や初見の方用に、イベントを開催したりします。
そのようなイベントや見学会であれば、気軽に参加できますので、気になっているテーラーのSNSをチェックしておきましょう。
ファッション初心者の編集長も、初めてのテーラー訪問に心臓がバクバクでした。
いざ訪問してみると、やっぱり敷居高いwww気が小さいんですwww
ちなみにですが、編集長【あるでんて】が、考えるテーラー選びは、フィーリング重視が一番オススメです。
今回は、編集長の経験談をお話しします。
オーダースーツ購入をやめた理由(失敗談)
編集長(あるでんて)は、仕立てたスーツが欲しく、とあるテーラーに行きました。
そのお店のSNSは頻繁に見ていたので、お店に行くのが楽しみでした。
しかし、実際にお会いした時に、ある些細な行動に違和感を感じました。
それは、ネクタイをポイっと投げた事です。
その光景を見た瞬間に、なにかモヤモヤを感じました…
ネクタイを投げる行為に、SNSで発信してる内容とズレている印象を受けたのです。
私への対応もかなり違和感を感じ、この人にスーツを作ってもらうのは辞めようと決断しました。
違和感がある場合は、自分の感覚からのメッセージとして捉え、相手が有名だろうが社会的地位があろうが、やめるのが賢明です。
後で必ず嫌な思いをしたり、トラブルに発展します。
ネクタイ投げる=洋服を大切にしてるのか?=お客を大切にするのか?
このような計算式を私の経験則から、一瞬ではじき出した直観だったのだと思います。
現在のSNSは広告に利用されることが多く、自己プロデュースが上手で肩書があれば、簡単に集客が可能です。
編集長(あるでんて)の考えとしては、自己プロデュースが上手で肩書が凄いというのは、外面であって、大切なのは内面です。
ネクタイを放り投げる行為に、何かの内面性を感じたのが、編集長(あるでんて)の判断基準です。
人間関係も同じですが、社会的地位や知名度があっても違和感を感じたら、自分の感覚とは違うと距離を置くのがベストです。
大切なのは、一人のお客さん(人間)としてどのように対応して頂けるかのか?ではないでしょうか。
テーラーを選ぶ上で大切なのは、まず違和感を感じないことです。
今考えると、その方はテーラーではなく、インフルエンサービジネスをやっていたのかなと…初心者には、ややこしいwww
よく調べると仕立ても外注でした…
編集長(あるでんて)テーラーでジャケットを買うが…
編集長(あるでんて)がSNSを見ていると、関東近辺にあるテーラーさんが春物のジャケットを作っていたので、試着しに行きました。※既製品です
テーラーさんの第一印象は、物腰柔らかく対応が丁寧で、スーツスタイルも少し崩した着こなしで、編集長(あるでんて)好みのスタイルでした。
店構えもお洒落で、内装にもこだわりを感じるテーラーというのが、伝わってきました。
この時に編集長(あるでんて)が感じたのが、何となくこのテーラーさん良いなという感覚でした。
試着をしたジャケットも素敵で、気に入ったので購入させていただきました。
購入後は色々な雑談で盛り上がり、テーラーの方も本当に洋服が大好きなのが、伝わってきて「スーツ作るならこの人に頼もう」そう思いました。
その日は良い買い物をしたなと、気分も満足でした。
その後、スーツの仕立てについて相談したのですが、仕立ての外注と他事業の展開が気になってしまい、こちらのお店で仕立てるのを諦めました。
テーラーを選ぶ基準として、職人気質なテーラーを見つけるまで、粘ってみようと判断しました。
スーツを作った時には、改めて記事にしたいと思います。
※仕立て屋の選び方と言っているのに、スーツを買っていませんが…
一応テーラーさんが作ったジャケット(既製品)を購入したという事でwww
編集長(あるでんて)の経験が参考になると幸いですwww
良い仕立て屋の見極め方(まとめ)
現在は、SNSを使った広告宣伝や自己プロデュースが上手な人が増えました。
しかし、人間最後は社会的地位や知名度でなく、その人の人間性と付き合うのではないでしょうか?
長くお付き合いしたいテーラーさんであれば、不透明な人間性という部分を大切に選びたいですね。
最近知人に教えていただいた、ショーペンハウアーという哲学者がこのような事を語っています。
※虚栄心は人を饒舌にし、自尊心は沈黙にする。
※人生の幸福にとっては、我々のあり方、すなわち人柄こそ、文句なしに第一の要件であり、最も本質的に重要なものである。
まさに昨今のSNSが虚栄心の塊なのではないでしょうか?
SNSで素敵に見えるからといって、SNSからその人物の本質が見えるとは限りません。
参考にこちらの記事を読むのをオススメします↓
本当の意味で“仕立てる”とは
記事内容で、オーダースーツの定義が書かれています
■フルオーダースーツ
工場の流れ作業で縫製されたスーツではなく、一人の職人が全ての工程を仕上げるオーダースーツのこと
■テーラー、仕立て屋
裁断から仮縫いまでの作業を自身、または自店でやるお店のこと
■オーダースーツショップ
工場に依頼し、流れ作業のなかでスーツを仕立てるお店
編集長(あるでんて)は、仕立てを外注しないテーラーからスーツを買おうと考えています。
みなさんも、イタリア男のような、お洒落な日本人を目指していきましょう。
それでは、また Ciao(チャオ)