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塩野七生【男たちへ】感想&レビューブログ(お洒落好きメンズ必読)

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Buon giorno (ボンジョルノ) どうも、編集長の【あるでんて】です。

今回は、編集長の【あるでんて】が読んだ、本を紹介します。

タイトルは、【男たちへ フツウの男をフツウでない男にするための54 (文春文庫)

この本の著者は、塩野七生さんです。

塩野七海さんとは、どんな方なのでしょうか?

塩野七生

東京市滝野川区(現・東京都北区)生まれ。東京都立日比谷高等学校、学習院大学文学部哲学科卒業。1937年7月7日(84歳)

1970年には『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』で毎日出版文化賞を受賞。同年から再びイタリアへ移り住む。フィレンツェやローマに在住し、ローマ名誉市民を経てイタリア永住権を得ており、ローマに在住。

1992年から古代ローマを描く『ローマ人の物語』を年一冊のペースで執筆し、2006年に『第15巻 ローマ世界の終焉』にて完結した(文庫版も2011年9月に刊行完結)。『文藝春秋』で巻頭エッセイ「日本人へ」を執筆。それ以降も執筆やテレビへの出演などで活動している。

引用元:wikipedia

 

 

塩野七生【男たちへ】感想

ファッションや生き方について、塩野先生の独特の視点で、物事を鋭く表現されていました。

編集長の【あるでんて】が個人的に、興味を持った文章をご紹介します。

 

ジーパンの似合う男が、タキシードが似合うとはかぎらない

「ジーパンの似合う男が、タキシードが似合うとはかぎらない」と、塩野先生は書かれています。

そして、その後にこう付け加えています。

「タキシードの似合う男は、絶対にジーパンも似合う」

この文章を読んだ時に、「なるほど」と心の中で、頷いていました。

フォーマル(ドレス)という基本をしっかり着こなせていないと、カジュアルのジーンズも履きこなせないですね。

 

女というより雌の美しさだ。

女優のシルヴァーナ・マンガーノとクラウディア・カルディナーレを例に、女と雌の違いを書かれていました。

そして、雌の美しさは、下品な美しさであると言い切っています。

ついつい男は、メスとしての美しさに惑わされてしまいますよねw

この一文を読んだ時に、今まで女性に感じていた美しさの種類が、やっと正確に自分自身も言語化できると、表現に感銘を受けたのを覚えています。

昔美人な女性に、どんなタイプが好き?と聞かれた時に、メスじゃない女性が好きと言ったことがあります。

そしてその女性とは、それいらい会っていません。

ラインは既読無視されています。

 

母親たちが息子を通じて実現しようとする目的が、良い学校に入れて良い就職先につなげようとする程度の低い水準

塩野先生は、この日本の紋切り型ママたちを「もはや情けない」と吐露しています。

今の日本の経済的状況を考えると、塩野先生の意見は一理あると感じます。

強い男を育てる!!という意味では、コンクリートジャングルで狩りのできる強さが、必要なのかもしれませんね。

 

可愛いだけが取り得の女に惚れていない

アレクサンダー大王や、シーザーは、クレオパトラのような、男に伍しても、立派にやっていける女を愛している。

※伍す=肩を並べる

この後の、文章が母親の偉大さを感じさせてくれます。

なかなかの母親を見慣れているから、なかなかの女に抵抗感をいだかないのである。」

これも非常に深い一文だなと感じました。

男は、母親で人生が決まるとよく耳にします。

 

アラン・ドロンは、美男である。だがあの美しさは下層階級の男の物である

またまた、強烈な一文ですがw

映画の中で、上流階級の食事シーンがあり、その食事シーンのアラン・ドロンのテーブルマナーが完璧すぎて、やはり下層階級の男だと感じたそうです。

どんな食事シーンなのか拝見してみたい…

 

有名大学から大企業に就職する人種からは、けた外れの金持ちは生まれない

これも面白いなと、感じました。

まぁでも、一般的には金持ちだよな~www

先程の、「母親たちが息子を通じて実現しようとする目的が、良い学校に入れて良い就職先につなげようとする程度の低い水準」という文章とリンクしている感じを受けます。

 

塩野七生【男たちへ】まとめ

いかがでしたか?

塩野七生さんの独特の表現が、編集長の【あるでんて】は爽快に感じました。

そして、塩野七生さんの文章には、かなり厳しさを感じるのですが、その裏に物凄い愛情も感じる不思議な一冊でした。

他にも色々な面白い表現がありますので、是非一度手に取って読んでみては、いかがでしょうか?

みなさんも、イタリア男のような、お洒落な日本人を目指していきましょう。

それでは、また Ciao(チャオ)