Buon giorno (ボンジョルノ) どうも、編集長の【あるでんて】です。
そんな疑問に答えていきます。
結論から言いますと、ファッションロジックをしっかり学べば、ユニクロ、ドンキ、古着でも、イタリアファッションを作る事は可能です。
編集長(あるでんて)もファッションの基本を勉強しました。
基本をしっかり覚えれば、イタリアファッション風のコーデを簡単に作れるようになります。
まずは、洋服の分類から説明していきます。
洋服の分類
洋服は、2つの種類に分類されます。
それは、ドレス(きれいめ)とカジュアルです。
ドレス(きれいめ)
ドレス(きれいめ)とはスーツ(フォーマル)で使用する洋服の事です。
テーラードジャケット、チェスターコート、スラックスなどが、ドレス(きれいめ)に分類されます。
カジュアル
カジュアルとは、スーツ(フォーマル)で、着用しない洋服を指します。
ジーンズ、スニーカー、Tシャツなどが、カジュアルに分類されます。
このドレス(きれいめ)とカジュアルの考えをベースに、スタイリングを考えていきます。
スタイリングの部位
スタイリングの部位は、6つに分類されます。
- 帽子(頭)
- シャツ・コート(胴体)
- ボトムス(脚)
- 靴下
- 靴
- アクセサリー
この6つの箇所に、ドレス(きれいめ)をもってくるのか?カジュアルをもってくるのか?を考えてコーディネートしていきます。
それでは、ドレス(きれいめ)とカジュアルを用いて、イタリアファッションの基本を解説します。
イタリアファッションの基本
イタリアファッションを作る6つの基本要素を解説いたします。
ドレスダウン
イタリアファッションの特徴は、スーツスタイルの着崩しです。
ファッション用語で、着崩しをドレスダウンと表現します。
ドレス要素の強い100%のスーツスタイルだと、ただのビジネスマンになってしまいます
スーツスタイルを20%~30%ほど着崩すと、イタリア人のようなエレガントな雰囲気が漂います。
“Pitti Uomo 88” by Cold Noodle is licensed under CC BY-SA 2.0 .
ネクタイを外し、靴下を履かないだけでも、カッコよく決まります。
ドレス(きれいめ)のコーディネートを中心に考え、ドレス(きれいめ)の要素を引いていくのが、ドレスダウンです。
カジュアルアップ
カジュアルアップとはカジュアルスタイルからカジュアルな要素を引いていくスタイルです。
※カジュアルスタイルにスーツ系(キレイめ)要素を「足し」ていくことという考え方でもOKです。
休日に着るようなカジュアル服の場合は、カジュアルアップさせるのが、イタリア人の特徴です。
「ドレスダウン」と「カジュアルアップ」は、スタート地点は違いますが、同じゴールに近づくような考え方です。
100%なカジュアルスタイルだと、こんな感じになります。
ここから、カジュアルを引き、ドレス(きれいめ)を足すと↓
ラフなスタイルですが、フォーマル要素のあるジャケットを着ることにより、優雅な着こなしになります。
カジュアル要素の多いスタイルは、上手にドレス(きれいめ)を足してカジュアルアップさせることが必要です。
スニーカーでなく革靴にしたりするのも、カジュアルアップに最適です。
他にも、ドレスアップ、カジュアルダウンという考えがあります。
- ドレスアップ=ドレス(きれいめ)な要素を足していく【+】
- ドレスダウン=ドレス(きれいめ)な要素を引いていく【-】
- カジュアルアップ=カジュアルな要素を引いていく【-】
- カジュアルダウン=カジュアルな要素を足していく【+】
カジュアルだけ少しややこしいですね…
カジュアルアップは、カジュアルを足す事でいいのにて、思いませんか?www
ドレスダウンとカジュアルアップとかのファッション用語は、ややこしいので、簡単に説明すると
ファッションは、【ドレス(きれいめ)orカジュアル】の足し引きと考えてください。
イタリア人は、この【ドレス(きれいめ):カジュアル】の足し引きが、上手です。
確かに、このように大きなサイズ感で着てる人いますよね…
このジャケットは、ドレス(きれいめ)?カジュアルなの?てなりますねwww
でも、【ドレス(きれいめ)orカジュアル】を見極める方法があります。
それは、洋服を【シルエット、デザイン、素材、色】この4つで判別することです。
シルエット
シルエットは、3つに分けられます。
Iライン(スーツスタイルなど)
上下とも細身、ジャストサイズで、ドレス(きれいめ)のスタイルに使われます。
Yライン(コートスタイルなど)
“pitti-uomo-2019-89” by Menswear Market is licensed under CC BY 2.0 .
上半身が太く、下半身が細いシルエットです。
こちらもドレス(きれいめ)のスタイルとして使われます。
Aラインシルエット(ワイドパンツスタイルなど)
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上半身が細く、下半身が太い
こちらは、カジュアルなシルエットです。
ドレス(キレイめ)では使いません。
この3つのどの「シルエット」にするかで、コーディネートが変わってきます。
ドレス(キレイめ)要素が強い順番は、I→Y→Aです。
先程のオーバーサイズジャケットなどは、ややカジュアルよりのシルエットになります。
このようにシルエットが、【ドレス(きれいめ)orカジュアル】なのか分類します
デザイン
洋服のデザインは、理由があって設計されています。
カーゴパンツは、軍隊の戦闘用に作られているように、洋服のデザインには意図があります。
そもそもこの洋服のデザインは、何の目的で作られたのか?を理解できれば、フォーマル(スーツ)用途?それ以外(カジュアル)用途?を分ける事ができます。
例えばこの、ミリタリージャケットは、戦闘で使うためにデザインされているので、デザインは、カジュアルに分類されます。
ジーンズは元々作業着として販売されていたので、デザインは(カジュアル)です。
テーラードジャケットは、フォーマルで使うので、デザインは、ドレス(きれいめ)です。
このようにデザインが、【ドレス(きれいめ)orカジュアル】なのか分類します
素材(艶・皺)
ドレス要素の強い「スーツ」には艶がありシワがありません。
例えばタキシードのようなフォーマルウェアは、艶があり高級感が演出されます。
フォーマルな現場では、艶が求められシワは敬遠されます。
麻のシャツなどは、艶がなく皺(シワ)が多いため、フォーマルで使用しません。
同じシャツでも、ブロードシャツは、繊維が細く光沢があるので、トータル考えるとブロードシャツの方がよりスーツ系(キレイめ)に近いと考える事ができます。
ドレス要素を足すときは、光沢がありシワのない素材を選びましょう。
麻などのシワのある素材は、カジュアルな素材に分類されます。
このように素材に、艶があるのか?シワがないのか?で、【ドレス(きれいめ)orカジュアル】なのか分類します
カラー
“Pitti Uomo 88” by Cold Noodle is licensed under CC BY-SA 2.0 .
ドレス(キレイめ)で使うカラーの基本は、黒・白などのモノトーンカラーか、茶・グレー・ネイビーなどのダークトーンカラーです。
ドレスダウンをしたい場合は、カラフルな色を選ぶと良いです。
※ロゴや柄物もカジュアルに含まれます
逆にカジュアルアップしたい場合は、モノトーンかダークトーンのカラーがオススメです。
このように色が、モノトーンか?カラフルか?で、【ドレス(きれいめ)orカジュアル】なのか分類します
そしてこの6つの要素のトータルバランスを考えてコーディネートすることで、イタリア人風の仕上がりになります。
ドレス(きれいめ)orカジュアル?判断基準
実際の服を使って判断基準を考えてきましょう
Yシャツ
- Yシャツ(デザイン)=ドレス(きれいめ)
- 黒・グレー(カラー)=ドレス(きれいめ)
- ポケット2つ(デザイン)=カジュアル
- チェック柄(カラー)=カジュアル
- 厚手の生地(素材)=カジュアル
このように考えると、70%くらいカジュアルよりなアイテムと考えます。
※ドレス度カジュアル度については、だいたいの判断基準でOKです。
ジーンズ
- ジーンズ(デザイン)=カジュアル
- ダメージ加工(デザイン)=カジュアル
- 細い繊維で光沢あり(素材)=ドレス(きれいめ)
- スキニー(デザイン)=ドレス(きれいめ)
- 黒・グレー(カラー)=ドレス(きれいめ)
ドレス(きれいめ)60%くらいのアイテムと考えます。
デザインがスキニーシルエットの細見ですが、ワイドパンツなどの太いシルエットになれば、カジュアル要素が増えます。
革ジャン
- 革ジャン(デザイン)=カジュアル
- 光沢あり(素材)=ドレス(きれいめ)
- 黒(カラー)=ドレス(きれいめ)
70%くらいのドレス(きれいめ)アイテムと考えます。
こんな感じで、おおまかにドレス(キレイめ)なのか?カジュアルなのか?考えてコーディネートしていきます。
イタリア人が【おしゃれ】な6つの理由(まとめ)
いかがでしたか?
いきなり全部理解するのは難しいかもしれませんが、イタリア風のコーディネートを作るうえでは、知っていて損はありません。
今後イタリアファッションを作るうえで、「この6つの考え方」は非常に役に立ちます。
私たち日本人もイタリア人のように、オシャレな男を目指していきましょう!!
それでは、また Ciao(チャオ)
アイキャッチ画像(featured image)
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