ファッション・アルデンテ編集長の【あるでんて】です。
そんな疑問に答えます。
ハットの選び方【8選】
ポイントは8つです。
フェルトハット・パナマハット・ストローハットのような【中折れ帽】を選ぶ時の参考にしてください。
柄
柄が強調されるようなデザインは、控えましょう。


ストローハット(麦わら帽)、パナマハットのような帽子は、編柄に注意が必要です。
網目の細かい商品を選ぶと、ドレス(キレイめ)な印象を与えられます。
色
カラフルな色を避け、シンプルに着用するのがベストです。
※色が激しい帽子は、幼稚な印象を与えます。

リボンも落ち着いた色を選びましょう。
ストローハット(麦わら帽)、パナマハットは、黄色い素材より白い素材の商品を選ぶ方が、ドレス(キレイめ)な印象を与えます。
サイズ
あまりにダボダボですと、簡単に風で飛んでいきますwww物理的に危険!!
サイズが小さいと、頭に帽子が乗ってるような印象になってしまいます。

自分の頭のサイズを必ず測ってください。
頭のサイズ測り方

眉毛から1cmほど上のあたりで頭部をメジャーで一周して測ってください。
例えば頭のサイズが60cmだった場合は、60・61・62と3つのサイズを必ず試着しましょう。
63を除外した理由は、サイズが大きくサイズ調整テープでもブカブカになる可能性があるからです。
60を試着して深く被れなかったり頭に帽子が乗っている印象であれば、絶対に購入しないでください。
だいたいの方が、頭のサイズ【+1または+2】のサイズ感で迷われると思います。
例えば61と62で迷われる場合は深く被ることができれば、どちらでもOKです。
しかし、パナマハットの性質上必ず次のシーズンまでに5mm~1cm縮みます。(ボルサリーノの店員さんにも確認済み)
【※フェルトハットに関しては確認後に記載します】
その為あえてワンサイズ上の62を購入するのも1つの考えです。
理由は、ワンサイズ上の方がオシャレに見えたからです。
ワンサイズ上げるだけで全体の印象が変わりますので納得いくまで試着してください。
つば(ブリム)

矢印の間のブリム(つば)の長さが短すぎる物は、選ばないようにしましょう。
長すぎる物もNGです。
日本人は顔の大きい人が多いので小さいブリム(つば)はオススメしません。
小顔の方は気にしなくてもOKです。
顔の大きさ | ブリム幅 |
---|---|
小さい(小顔) | 6cm前後 |
標準 | 6cm〜7cm前後 |
大きめ(大顔) | 7.5cm前後 |
【S:6cm】 【M:6cm〜7cm】 【L:7.5cm】

6㎝未満のブリムの長さの商品は、オススメいたしません。
ブリムが短いとカジュアルな印象になってしまいます。
【短いブリム】
![]()
“So Cannes – Borsalino” by _Franck Michel_ is licensed under CC BY 2.0.
【長いブリム】
![]()
“pitti-uomo-201812” by Menswear Market is licensed under CC BY 2.0.
パナマハットで有名なボルサリーノは、ブリム幅が6cmと7.5cmの商品を展開していますが、オススメは7.5cmです。
そして、7.5㎝ブリムの方が前ツバで遊ぶ事ができ帽子の表情も作りやすくなります。
ブリム形状

ブリム(つば)は、形も色々な種類があります。

主に、フラットブリム・スナップブリムが使われています。
傾斜のきついスナップブリムは、子供っぽい印象になってしまうので注意!!
クラウン

矢印の間の高さ(クラウン)は、【眉から頭部の長さ】・【顔との比率】により選び方が異なります。

【眉から頭部】 | 【フロント】 |
---|---|
約8cm | 9cm前後 |
約9cm | 10cm前後 |
約10cm | 11cm前後 |
自分の【眉から頭部の長さ】+1cmくらいが似合いやすいフロントの高さになります。

※フロントの高さと、帽子から顎までの長さが同じくらいがベストな比率です。
※試着して参考写真のように、眉毛くらいまで深く被れない帽子は、サイズが合っていない(小さい)可能性があります。

フロントの高さが合わないのも【帽子が浮く】原因になります。
クラウン(フロント)の高さは、深く被れる帽子か見極める目安
くぼみ(クリース)

帽子の頭頂部のくぼみ(クリース)は、クラウンのデザインを特徴づける重要な要素です。
パナマハットでは、このクリースの形によって、印象が変わります。


【センタークリース型のクラシックタイプ】

【センタークリース型の卵タイプ】

【ディアドロップ】
三つの帽子のクラウン形状を見るとわかりますが、フロント部分の印象が微妙に変わりますので、似合う輪郭に影響します。

【センタークリース型のクラシックタイプ】

【センタークリース型の卵タイプ】

【ディアドロップ】
一番上の写真は頭部の幅が狭く一番下は幅が広いです。
その為フィット感に影響を与えます。
頭部の頭の幅が広い人は一番上の形は合いませんが一番下は被りやすくなります。
センタークリース型が一番クラシックで、ドレス(キレイめ)な印象を与えます。
フロントピンチ(つまみ)

帽子の両側の前のへこんだ部分。「ツマミ」ともいいます。
帽子の購入時に「クラウン形状」と合わせて、「フロントピンチの有無・深さ・角度」もチェックすると、より自分に似合うスタイルが見つかりやすくなります。
輪郭
なるべく帽子のフロント部分の形と自分の輪郭が合うものを選ぶのが理想です。


購入時の注意点
注意点は2点です。
汗止めテープ
汗止めテープを必ず貼って使うので、少しサイズ感が小さく感じる場合があります。
その為汗止めテープを考慮してサイズを選びましょう。
※店舗で汗止めテープを貼って試着できる場合は、試着させてもらいましょう。
サイズ調整
サイズ幅1cm~2cmの間で悩み、少し大きめのサイズの方が見栄えがよくサイズ感で悩む場合は、【汗止めテープ+サイズ調整テープ】でサイズを選択しましょう。
※店舗で【汗止めテープ+サイズ調整テープ】を貼って試着できる場合は、試着させてもらいましょう。
帽子の硬さ【糊の強度】
ノリが、しっかり付いているパナマハットは、しなやかさがなく硬いです。
その為、フィット感に影響し深く被りずらい事もあり、つば(ブリム)の角度を自由にアレンジしづらいくなります。
しかし、糊で固めたパナマハットは丈夫にできているのでガシガシ使えるメリットもあります。
ブリムの形状は、お店で変更できる可能性がありますので、サービスの有無を確認しておきましょう。
似合うハット具体例【有名人】

ハットの選び方(まとめ)
ハットのディテール(設計)と自分の顔の特徴を理解できれば必ずハットは似合います。
今までハットが似合わないと敬遠されていた方も、もう一度ポイントを確認しながら試着してみてください。
素敵なハットに出会えることを願っています。
みなさんも、イタリア男のような、お洒落な日本人を目指していきましょう。
それでは、また Ciao(チャオ)

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