Buon giorno (ボンジョルノ) どうも、ファッション・アルデンテ編集長の【あるでんて】です。
今回の企画は、【編集長】絵を買う!!
ついに、人生初の絵を購入いたしましたwww
そんな、アート購入したてホヤホヤの【編集長:あるでんて】が、アートとファッションの違いをゆる~く話していきたいと思います。
編集長~絵を買う前に切れかけの蛍光灯変えてくださいよ~
秘書
ちょっと編集長!!パリコレの旅費代、給料から天引きしましたね!!
新入社員
取引先から支払いまだか?て催促の電話がきてますよ!!
社員(イタリア人)
ナゼ!!エカウ?キュウリョウスクナイ!!ワタシ、クニカエル
今日もファッション・アルデンテ編集部は、荒れていますwww
少し不思議に感じる読者の方もいると思いますが、【編集長:あるでんて】はファッションに興味を持ってから、なぜかアート・インテリアなどにも、興味を持つようになり、部屋に絵を飾りたいと感じるようになっていました。
ファッションとアートは、ともに創造性が求められ、似ている部分もあります。
そもそもファッションとアートは、どう違うのでしょうか?
アートとファッションの違いは?
アートとファッションの違いについて5点ほど説明いたします。
機能性
ファッションは、体に身に着ける物なので、機能性を外すことはできませんが、アートに関しては、機能性を求められる事は、ほとんどありません。
速乾性・伸縮・着心地などは、生活をベースに考える商品が多数存在します。
アートは、機能より情緒に訴えかける傾向にあります。
ドレスコード(TPO)
ファッションでは、冠婚葬祭のように、着用できる洋服が限定される場面が存在します。
就職活動には、スーツを着る事が多く、高級フレンチなどに行けばドレスコードが存在し、ジーパンやサンダルがNGのお店もあります。
しかし、アートという言葉に限定的なニュアンスは存在しません。
芸術家がアートと言えば、全てがアートになるので、活動がやや激しくなるアーティストも存在します。
不謹慎な活動するような、モラルに欠けたアーティストもいますので、アートは最終的に個々の倫理観に左右されます。
流行
ファッションは、トレンドに左右される傾向にあり、デザインやシルエットに強い影響を与えます。
昨今では、オーバーサイズのデザインやロゴを強調した商品が支持を得ていて、ハイブランドのデザインの多くがトレンドを取り入れています。
ただ洋服には、クラシックスタイルも存在していて、普遍適な要素もありますが、クラシックなスタイルでも、シルエットなどは、流行に左右されやすいです。
一方で、アートには普遍的な要素が強く、時代を超えて愛される作品が多いです。
時代背景により、印象派・キュビズム・シュルレアリスムなどの作風がありますが、ファッションのように流行り廃れることはありません。
アートは、流行があっても廃れないのがファッションとの違いです。
制作過程
ファッションは、ブランドやデザイナーが企画し、どの市場で売るのか、ターゲットは誰か?どのような素材を使うか?など綿密なマーケティングを行い、多くの人が洋服つくりに携わります。
一方、アートは芸術家の個性が重視され、創作活動はアーティスト一人で行うのが、基本です。
マーケティングなどを行わないので、アーティストの感性が頼りになります。
【村上隆】氏のように、芸術とビジネスをミックスしているアーティストもいますが、まだまだ稀な存在です。
社会性
ファッションは、社会的身分や、所属などを表現するのに利用されることがあります。
例えば、ミリタリージャケットなどに貼られているワッペンなどは、所属部隊や階級を表しています。
「ホワイトカラー」「ブルーカラー」という言葉は、服装で職業を分類する言葉です。
カラー(collar)は、英語で「襟」を指し、白い襟を着ている職業は「ホワイトカラー」、青い襟を着ている職業を「ブルーカラー」と呼びます。
白い襟は、ワイシャツの事で、スーツにネクタイを締めて働く職業を指し、青い襟は、作業服の事で、作業服で工場や現場に関わる職業を指します。
アートには、このような役割は存在しません。
対象と受け手
ファッションは、着る事を前提に作られている為、対象は人間の体と限定されます。
アートは広範囲に意味を持ち、その受け手は特定の分野に限定されることなく、解釈の幅が広いです。
これらの違いを見てもわかるように、ファッションはアートより限定的で、自由度が劣ります。
そんなファッションとは、少し違う魅力をもつアートを買った編集長は、購入した絵に満足しています。
絵を購入した感想
【編集長:あるでんて】は、ファッションに興味を持つまで、アート・インテリアなどに全く興味がなく、部屋の内装が↓の写真のようでした。
少し極端な写真かもしれませんが、観葉植物も置いていませんでしたので、2~3年間は、このような無機質な部屋に住んでいました。
現代人に多い、無駄を排除して効率的に生きるという思想を持っていた当時の私の考えが、部屋にあらわれていたのかもしれませんw
しかし、洋服に興味を持ちはじめてから、自分の部屋が無機質でどこか冷たく感じるようになりました。
そんな心境の変化があるなか、芸術家の方と偶然知り合い、個展を見に行くことになりました。
(↓がその時の写真です)
アートと無縁の【編集長:あるでんて】が、初めて個展に行きましたが…
なかなかの迫力…
ただ…
芸術と無縁だった生活だから、やっぱりアートて何だか難しいw
そんな気負いしている編集長でしたが、気になる絵が…
お~!!美しい!!
淡いブルーとイエローが何とも言えない…
一目惚れしてしまいましたが、恐る恐る値段を見ると
やっぱり、芸術品は値段も素敵な値段w
どうしよ…
結論から申しますと、3回ほど訪問し悩んだあげく、購入させて頂きましたw
そして、家に飾って見ると…
美しい…
心が穏やかになっていく…
そして感じたのが、自分の人生を効率化して無駄を省いているつもりだったのですが、人間の心に必要な【ゆとり】まで排除していたのでは…
そしてその心のゆとりや癒しが、非常に大切なものだと痛感し、購入した絵を見ながら、ジーンとしてしまいました。
部屋の中の雰囲気も格段に良くなり、アートのある生活を満喫しています。
まとめ
アートは、ファッションより自由度が高く、ファッションは限定された中で美しさを発揮します。
サンローランのモンドリアンルックのようにファッションは、さまざまなアートの影響を強く受けて発展していきました。
ファッションとともに、アートも生活の一部に取り入れると、日々のライフスタイルの中で、作品からエネルギーを受け取り、自分の持っている感性に柔らかな刺激を与えてくれます。
今まで、芸術に触れていなかった方は、是非アートに触れてみてください。
みなさんも、イタリア男のような、お洒落な日本人を目指していきましょう。
それでは、また Ciao(チャオ)