Buon giorno (ボンジョルノ) どうも、ファッション・アルデンテ編集長の【あるでんて】です。
そんな疑問に答えます。
クラシックファッションはダサいのか?【結論】
クラシックスタイルは、ダサくありませんしクラシックを知ることは重要です。
しかし、100%クラシックスタイルのファッションはオススメしません。
むしろクラシックとモダンを融合したスタイルがオススメです。
では、なぜクラシックスタイルがオススメできないのでしょうか?
クラシックファッションはダサい?【オススメしない理由】
オススメできないのは2点です。
生活に合わない
100%クラシックスタイルは、現代的な利便性を排除する事になります。
外周りの営業の方は、重い荷物を持ち色々な場所を駆け回りますし、IT系であれば長い時間椅子に座ります。
そんな中、重い皮のカバン、足が疲れる革靴、ストレッチの利かないスラックスなど、履いて仕事をして本当にパフォーマンスが上がるでしょうか?
気分は良いかもしれませんが、果たして毎日そのような服装で仕事をして疲れないでしょうか?
クラシックスタイルは自宅に帰れば、洋服のケアも必要になりますし、洗濯機で洗濯できない場合が多く利便性にかけます。
現代社会でそこまで時間に余裕のある人は、果たしてどのくらいいるのでしょうか?
コスプレ感
これは、編集長【あるでんて】の私的な考えですが、あまりにクラシック過ぎるスタイルは白黒映画の俳優のように見えてしまい、どうしてもコスプレ感が出てしまいます。
街にも溶け込めていないので、少々違和感を感じてしまいます。
上記のような服装は、男の憧れでもありますが、もし友人や恋人がこの風貌で現れたら映画の撮影ですか?となってしまいます。
結論は、イタリア人のように上手にモダンなアイテムを取り入れる事です。
クラシックスタイルをお洒落に着る方法
クラシック7:モダン3くらいの割合で取り入れるのがオススメです。
上記のようなクラシックスタイルは、全体的にパンツのシルエットが太いです。
シルエットは、モダンスタイルのように太過ぎず細すぎないシルエットに変えればスーツも時代を感じない着こなしになります。
バックなども、アタッシュケース、ダレスバック、ブリーフケースでなく、皮のトートバックに変えることでクラシックの重たい印象が少し軽くなります。
※トートバックは、元々は、キャンプなどで水や氷を運ぶために作られたバックであり、トートバックの起源から考えると、スーツから縁が遠いことは理解が必要です。
しかし、皮素材を選ぶことでスーツにも取り入れやすいアイテムになります。
デザインや素材の選び方については↓の記事が参考になります
イタリア人の優雅な着こなしについては↓の記事が参考になります
※スーツに使うアイテムを選ぶときは、そのアイテムの起源をしっかり理解している事は、着こなすうえで大切な事です。
モダン×クラシックコーデ【イタリア編】
イタリア男たちのコーディネートをご紹介します。
“pitti-uomo-201812” by Menswear Market is licensed under CC BY 2.0.
“pitti-uomo-2019-121” by Menswear Market is licensed under CC BY 2.0.
“pitti-uomo-2019-114” by Menswear Market is licensed under CC BY 2.0.
クラシックの必要性と変化の重要性
編集長(あるでんて)は、音楽を聴くのが好きです。
やはりクラシックを知らないとモダンスタイルもオシャレに着こなすのは、難しいです。
作家の塩野七生さんは、こんな事を書いています。
ジーパンの似合う男が必ずしもタキシードも似合うとは限らないが、タキシードの似合う男は、絶対にジーパンも似合う
引用元:男たちへ(塩野七生)
これは、タキシードというフォーマルスタイル(基本)ができているから、カジュアルスタイルのジーンズも似合うという事です。
スーツスタイルであれば、クラシックはその基本にあたります。
日本で初めてジーンズを履いたと言われる白洲次郎が、ジーンズを履きこなしていたのは、イギリス留学時代にスーツスタイルをきちんと学んでいたからです。
ですから、クラシックを学ぶ事は洋服を着るうえで非常に大切な事でもあります。
クラシックスーツスタイルはダサいのか?(まとめ)
何事も、基本を学ぶという姿勢は重要です。
しかし、過度なクラシックスタイルは現在の生活に合っていません。
クラシックスタイルが、好きな方は自由にそのスタイルを楽しめば良いと思いますが、クラシックスとモダンが融合したスタイルの方が、本当の意味でクラシックが活かされてくると考えています。
それぞれの考えがあるとは思いますが、今回は編集長の独り言として語らせていただきました。
みなさんも、イタリア男のような、お洒落な日本人を目指していきましょう
それでは、また Ciao(チャオ)